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福岡市にてアフィリエイト専業で生計を立てているブロガーがSEO対策やアフィリエイトに関して発信するブログ

【コロナをバネに】アフィリエイト業でも利用できた補助金や融資

専業にてアフィリエイト業を営んでいる私がコロナを乗り切るために利用した補助金や融資について紹介します。
作成日:2020/10/26 最終更新日:2020/10/29

この記事について

当方と同じくアフィリエイト専業で個人事業主の方に向けた記事となります。大前提として2019年度よりアフィリエイト業で生計を立てていて確定申告を行っている事とします。給付金や補助金及び融資の専門家ではないので正確性は保証できません。ご了承ください。

持続化給付金

jizokuka-kyufu.go.jp給付金最大100万円

難易度:very easy

2020年4月の緊急事態宣言後にTVや各種メディアでも大々的に報道されたのでご存じの方が大半でしょう。持続化給付金だけは申請して受け取っている方も多いと思います。「給付金」なので返す必要がなく、丸々もらえるのが最大の特長ですね。但し収入となるので所得税は発生します。給付金で貰った額は本年度の売上として計上しなくてはいけません。

私も申し込み開始初日に準備万端でWEB申請しました。申請自体も非常に簡単で後述する補助金や融資と比べるとかなり難易度が低いので条件を満たしているのであればまずは持続化給付金からですね。

社会福祉協議会 緊急小口資金(特例)及び総合支援資金(特例)

https://www.mhlw.go.jp/content/000626608.pdf

緊急小口資金:最大20万円(無利子・無担保)
総合支援資金:最大15万円x3か月(無利子・無担保)単身の場合

難易度:very easy

給付金と違い借りたお金は返さなくてはいけませんが、お住いの市区町村社会福祉協議会から無利子・無担保で借り入れることができ、据置(返済が猶予される期間)が1年あります。返済期間は緊急小口資金が2年以内。総合支援資金が10年以内となっています。元々この貸付制度は低所得者世帯等に限定した取扱でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で収入の減少があれば利用できるよう特例が出されました。

こちらも難易度は非常にやさしいです。資金繰りや生活に支障が出ている場合はクレジットカードのリボ払いやキャッシングから借りるよりも金利負担0で据置期間まであるこちらの制度を利用すべきです。

家賃支援給付金

yachin-shien.go.jp給付金:家賃の2/3x半年分(上限アリ)

難易度:easy

専業アフィリエイターの方は自宅兼事務所やシェアオフィス、ワーキングスペースを借りて作業していますよね。この給付金は家賃の一部を補填してくれる給付金です。給付金なので返す必要はありませんが所得税の計算対象となります。家賃の3分の2が半年分なので比較的まとまった金額を支給してもらえますね!

持続化給付金や社会福祉協議会からの貸付よりも難易度は上がります。場合によっては管理会社や借りているオフィスの会社に資料を発行してもらう必要も出てきます。私は初めて提出書類にミスがあり申し込みから支給確定まで2か月以上かかりました。

小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型

r2.jizokukahojokin.info

補助上限:100万

難易度:normal

給付金や社会福祉協議会からの貸付は申請方法を簡潔に述べると「コロナでこれくらい収入がへりました。証拠はこちらです」という感じで提出した情報に不備がなければ承認されるのですが、「小規模事業者持続化補助金」はそれに加えて、商工会議所職員の指導の元、コロナを乗り切るための事業計画を作成し、事業計画を実行するための経費に対して2/3または3/4が補助される制度です。

ですので、一気に難易度が上がります。申し込んでも全員が採択されるわけではなくコロナ特別対応型は約81%の採択率となっています。コロナで経営状況が厳しくなっている事業者が必死に事業計画を作成し申し込んでくる中で、適当な事業計画では採択されるのが難しいと思われます。

私は6月1週目あたりが締め切りだった第2回に申し込み7月中旬あたりに採択の通知が来ました。提出した事業計画全体の費用が約40万円(自分が計画実行のために支払う経費)に対して約27万円が補助されることになっています。現在既に事業計画を実行中です。

事業計画策定はさておき、実行中は実行後に提出する必要がある報告書類に向けて、かなり神経を使っています。

この制度はアフィリエイト専業の方に是非活用してもらいたいと個人的には感じています。なぜかというと小規模事業者持続化補助金を利用する一連の流れでビジネス感や経営能力がかなり鍛えられている感触があるためです。コロナ対応型ではない、小規模事業者持続化補助金自体は毎年行われているようなので、採択されなかったとしても決して無駄にはならず次回に活かせるはずです。

日本政策金融公庫 国民生活事業 新型コロナウイルス感染症特別貸付

www.jfc.go.jp融資上限:8000万円

難易度:hard
政府系金融機関である日本政策金融公庫からは新型コロナウイルス感染症特別貸付を利用して融資を受けることが出来ます。

申込時に商売の状況などの必要書類を提出すると先方の担当者から電話がかかってきて面談日の調整をします。「日本政策金融公庫の融資担当者との面談」があるのが、これまで紹介した給付金や補助金と違う点ですね。

融資を受けるためのポイントは申込時に提出する必要書類に追加で「経営状況や事業の概要、今後の見込みなど」をまとめた別紙も提出する事です。融資担当者がこの別紙に目を通すことで面談前にある程度筋書きを立ててくれるので面談中のやりとりがスムーズになります。

別紙は何十枚も用意すると担当者の読み込む手間がかかってしまいますので、A4用紙2-3枚程度にまとめたほうが印象が良いと思います。

私の場合、10月中旬に申し込みをして、3日後に面談日調整の電話があり、翌週に面談。面談翌日に融資承認の速報電話を頂き、1週間ほどして融資実行にあたって必要な書類が送られてきました。かなりのスピード感で正直ビックリしました。仕事が早いですね!

融資上限は8000万円ですが、売り上げ規模や1か月に必要な経費額などで承認されるであろうボーダーラインは大きく変わってきます。一般的に経費の6か月分あたりが目安みたいですね。私は1か月の経費が約18万円に対して運転資金+設備資金として110万円で申請したところ、運転資金110万円で最終的に融資が認められました。

セーフティネット保証4号を利用した民間金融機関からの融資

www.chusho.meti.go.jp

融資上限:4000万円(無担保無保証の場合)

難易度:very hard

売上減少を自治体に申請し、認められると「セーフティネット保証4号」が1か月間利用できるようになり、これを元に民間金融機関から優遇された融資を受けることが出来る仕組みです。

私もセーフティネット保証4号の認定を受けるまでは進み、普段入出金を行っている地方銀行のネット融資窓口に申し込みだけしましたが、ここから先は無謀もしくは徒労に終わると感じ上記の日本政策金融公庫から融資を受けるのに専念していました。

なぜあきらめたかというと、私が普段プライべートや事業の入出金で使用している口座は地方銀行だったので売り上げ規模が小さく、取引もない当方に融資するとは思えなかったためです。セーフティネット4号なので保証協会が保証してくれるため通常の融資よりはかなりハードルが下がるでしょうが、それでも日本政策金融公庫の方が審査に通りやすいと考えセーフティネット4号を使った融資は断念していました。

これまではプライベートと事業用の入出金が一つの口座でごちゃごちゃになっていたので、これを機に事業で使用する口座として信用組合に新しく口座を作成しました。信用組合は営利組織ではなく金融機関の中でも売り上げ規模の小さい個人事業主や中小企業に親身になってくれるため選びました。

セーフティネット4号を活用した融資が急展開】

この記事を最初に書いた2020/10/26時点では上記の通り、セーフティネット4号を活用した融資は断念していたのですが、申し込みをした銀行の融資窓口から電話があり予想していたなかった急展開を迎えたので報告しておきます。

銀行の融資窓口担当者からメッセージがあり最初は事務的な口調だったのですが、私が

「日本政策金融公庫からの融資が通ったので、御行からの融資は不要になりそうです。」

と伝えると

日本政策金融公庫の融資が通ったのが評価に繋がったのか「申込だけでもされてみてはいかがですか」と先方の態度が少し変わったような気がしました。

私が

「当方は売り上げ規模がかなり小さい個人事業主ですので、御行の規模とは不釣り合いなのではないでしょうか」

と伝えてみると、

「年間売上1000万円付近ですか?」と聞かれて

「いえいえいえ、そんなにありません…もっと少ない○百万円です」と昨年の売り上げを正直に答えました。そのあとも数分やり取りが

まぁそれでも「融資の審査だけでもしてみてはいかがですか」という流れになりました。

普段は私のような超零細個人事業主へ融資をすることがめったにない規模の銀行でも、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業主を救うために尽力されているようですね。

専業アフィリエイターでも利用できた補助金や融資の振り返り

給付金はともかく、小規模事業者持続化補助金や日本政策金融公庫への融資申し込みは現在の経営状況や問題点そして今後の計画を改めてしっかり練る絶好の機会となったので、補助金採択決定や融資審査通過といったベストな結果を得られたのはもちろんですが、過程も非常によい経験でした。

 

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